「昨日はありがとうございました。今日の夜に・・」(社会人<一般>)・岐阜県・内野手)

事前アンケート及び当日のヒアリングから

 

現在の状態を教えて下さい

・リリースで、よくすっぽ抜ける
・リリースで、よくひっかかる
・キャッチボールの相手まで届かない
・リリース時、感覚がない
・力感がない、力が入らない
・リリースで、ボールに力がうまく伝わらない感じがする
・投げていて力感がない(フワフワした感じがする)
・今のフォームは投げづらい(心地よくない)
・プレッシャーがかかると、ボールコントロールは余計にひどくなるが、プレッシャーがない状況でも、そもそもボールコントロールは難しい。
・投げると、対角線にばらつく(例:右投げの場合、相手の左斜め上、及び相手の右足付近へのショートバウンド) 

悩み始めたきっかけは何ですか?

予期せぬ暴投

悩み始めた時期から、現在までどの位の時間が経過していますか?

約11年経過

イップスについて、どなたかに相談されていますか?

整体院

これまでの経緯(概要)

きっかけは小学6年生最後の試合(軟式)。右肩(右投げ)の疲労骨折が癒えない状態で捕手として試合に出場。投手への返球もままならない状態であった。結果、投手への返球で暴投を繰り返した。

中学生になってからも、普通のキャッチボールもままならない状態が続いた。ポジションは捕手から一塁手へコンバート。投手が牽制で投げたボールを返球するのが特に苦手だった。
高校へ進学後(硬式)、再び捕手へコンバート。いつしか普通に投げられていた。
社会人になり、軟式を久しぶりに握った。中学生時代の感覚に戻ってしまった。以降、ずっと思うように投げられない日々が続いている。

◆所感

力感が伝わっていないフォームが形成されていた。腕と足の動きが同時に動いてしまい、調和が取れていなかった。数10球投げても調和が取れていない、かつ力感のないフォームが繰り返されていた。なぜ、このようなフォームが出来上がったのか?これまでの経緯をお聴きし、私の推測で解説させていただいた。ご納得いただいた。
レクチャー後、3回目のキャッチボールまでは、私の視覚からもご本人の感触としても、今一つ変化が感じられない状態が続いた。4回目から腕と足が別々に動き始めた。表情が変わり始めた。「いい感じです」と、マスク越しの目尻が下がり、嬉しそうな表情を見せてくれた。その後は、もっと投げたい様子であった。
「もうちょっと距離を広げて投げていいですか?」と尋ねてきた。勿論NOというはずもなく、30M程離れてキャッチボールを行った。一層気持ち良さそうに投げていた。1回目のキャッチボールでは、回転が横回転のボールも、縦回転が加わったボールが届いていた。最後のキャッチボール後、「こんなに、長い距離投げられたのは初めてです!」と言ってくれた。

「ボールコントロール」→「ボディコントロール」

トレーニングサポート研究所
所長 松尾 明

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◆受講者アンケート

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