事前アンケート及び当日のヒアリングから
◆現在の状態を教えて下さい
・投手への返球が難しい
・三塁送球が難しい
・リリースで、指先の感覚が乏しい感じがする
・リリースで、ボールに力がうまく伝わらない感じがする
・力いっぱいピッチャーに投げようとするとうまくいかない気がする
・力いっぱいピッチャーに投げようとするとうまくいかない気がする
◆悩み始めたきっかけは何ですか?
・予期せぬ暴投
◆悩み始めた時期から、現在までどの位の時間が経過していますか?
・約3年程経過
◆イップスについて、どなたかに相談されていますか?
・チームの同僚、先輩、後輩
◆これまでの経緯(概要)
3年位前、少し重みのある石を投げたことが恐らくきっかけ。直後肩が痛くなった。整形外科にも行き治療を始める。その後は肩にテーピングを巻いてプレーするようになった。テーピングを巻いていると痛みが軽減するし、気持ちも安心する。だが、痛みはないのにセカンド送球がワンバウンドしか届かない。投手にはふわっとした遅いボールなら問題ないが、少し力を入れて投げると、逆に届かない。どこにいくのか不安。その為、送球の度に相手チームからやじられる。
◆所感
まず、怪我(重い石を投げたこと)がきっかけであり、痛みもある最中その後も無理して投げ続けたことで、一連の動作に不具合が生じてきたことを理解した。原因が、メンタル云々ではないことをお伝えした。ネガティブなイメージも、不安定な動作から不安な心が生まれているため、画面越しながら、動作の安定を促す基本的動作をレクチャーした。10日後、フォローアップのコーチングで報告を聞いた。以下その時のコメント。
「あのコーチング後、捕手で3試合出場しました。苦手だった三塁のスローイングですが、サードがびっくりしていました。すごいボールだった。と」
「1度だけ投手への返球がうまくいかないことがありました。けど、修正できました。しかもあと3試合全てスムーズに動けました」等々、うれしい報告を直に頂きました。良かった!
他、今回のコーチングを受けて、補足の質問が数点あったので、それに回答し、フォローアップのコーチングを終えた。
「ボールコントロール」→「ボディコントロール」
◆受講後アンケート
トレーニングサポート研究所
所長 松尾 明