「感覚が戻ったような感じがします。ありがとう・・」(中学生・福岡県・投手)

事前アンケート及び当日のヒアリングから

◆現在の状態を教えて下さい

・よくすっぽ抜ける
・リリースポイントがわからない
・腕を振っている感じがしない
・球速が極端に落ちた

◆悩み始めたきっかけは何ですか?

・故障(肩)

◆悩み始めた時期から、現在までどの位の時間が経過していますか?

・半年位前

◆イップスについて、どなたかに相談されていますか?

・両親

◆これまでの経緯(概要)

今春先、整形外科にて「リトルリーガーズショルダー」と診断され、3ケ月は安静にし、投球もノースローにした。3ケ月後、肩の状態も回復し、投球を開始。だが、最初のキャッチボールで以前のようなリリース感覚がなくなっていた。”これはおかしい”と感じ、早く元の感覚に戻すためにシャドウピッチングを行った。フォームを戻すためにも沢山行った。
不安だったが、試合で登板した。結果は上手く投球動作をコントロールできずに、バックネットへの暴投が出てしまった。以降、投げ方がわからなくなっていった。

◆所感

利き腕の肘の内捻、軌道への過剰意識が観て取れた。ほぼ利き腕だけを操作しているように窺えた。ボールもすっぽ抜けるようなボールが多く、私のミットにも回転少なく、威力の乏しいボールが届いた。故障時から現在に至るまでの経緯をもとに、推測だが原因及び解決策をコメントさせて頂いた。母親も同席頂いていたため、母子で解説をお聴き頂いた。合点頂いた。その後休憩を挟みキャッチボールを再開した。
1回目のキャッチボールで、僅かに変化を感じ取っていた。2回目、3回目と投げる度に利き腕だけの動きではなく、全身の連動感が出てきた。4回目ではボールの威力が増してきた。回転数が上がり、ミットに勢いよくボールが飛び込んできた。受けていても気持ち良かった。本人も「指に掛かってきた」と言っていた。表情が変わっていった。

「ボールコントロール」→「ボディコントロール」

◆受講後アンケート→161426n受講後アンケート

トレーニングサポート研究所

所長 松尾 明

最新情報をチェックしよう!