◆現在の状態を教えて下さい(事前アンケートによる)
・よくすっぽ抜ける
・よくひっかかる
・リリース時、感覚がない
・リリース時、リリースポイントを見る
・力感がない、力が入らない
・リリース前に、手からボールが落ちてしまう
悩み始めたきっかけは何ですか?(事前アンケートによる)
・暴投(試合や練習時)
・オフ明けの練習から
◆悩み始めた時期から、現在までどの位の時間が経過していますか?(事前アンケートによる)
・1年位前
◆イップスの症状について、どなたかに相談されていますか?
・まだ誰にも相談できていない
<コーチング・コース>
イップス症状改善コーチング
<最初のキャッチボールを見た感想(特徴)及び、その後の指導>
捕手ということもあってか、胸を投手方向に向けたまま、肩肘だけで正面投げのような状態で投げていた。よく言えば捕手独特のスナップスローというものかも知れないが、体軸の感覚が得られていない中での送球であることが見て取れたので、ボールの制御感が殆ど利いていなかった。明らかに体軸と関節の連動が機能していない様子が見て取れた。
しかも、投手方向へ早い段階で体重移動が起こり、腕は撫でるような動きになっていた。確かにリリース時に感覚がなくなるのも無理はない。この状態であったら、緊張やプレッシャーに関わらず、指先の感触が消えていくように感じるので、1球1球、どこに飛んでいくかわからない。無理はない。
約1時間程、原因説明とその原因を解消する為の動作方法をレクチャーした。
早速、キャッチボールをはじめて5分程で、急に左右のブレが激減した。自然とリリースがうまくいき始めたのか、無理なくボールの方向性が定まり始めた。ボールが伸びてきた。体全身に充足感が感じられている様子が見てとれた。
「こんな感触、高校生以来です。。」と心爽快な笑みがこぼれた。満足いった様子であった。
「ボディコントロール→ボールコントロール」
「ボディコントロール→バットコントロール」
受講後アンケート→1306②受講後アンケート
トレーニングサポート研究所
所長 松尾 明