東京都の中学生(外野手)がイップス症状改善コーチングを受講致しました。
※お父様と一緒にお越しになられました。
<現在の状態を教えて下さい>※事前アンケートによる
・投げ方を忘れた
・よくすっぽ抜ける
・よくひっかかる
・キャッチボールの相手まで届かない
・リリース時、感覚がない
<コーチング・コース>
イップス症状改善コーチング Plus1 【120分+60分 30,000円】
<最初のキャッチボールを見た感想(特徴)及び、その後の指導>
・軸足のつま先が、投げる方向に向いていた。
・投球方向へ大きくスウェイしていた。
・ステップ足の上げ幅が小さく体重が乗り切らない状態でリリースされていた。
・胴体(体幹)が生かされない動きになっていた。
・肘の操作に頼らざるを得ない状態になっていた。
細かな肘や手首の動きをとても気にされていた様子だったので、そこは全くといっていいほど気にしないようお伝えした。なぜならその点を修正するあまり、本来の円滑な動作が損なわれてしまっていたからである。基本が崩れてしまっていたからである。どのように投げて良いか分からない状態になり、手投げにならざるを得ない様子であった。
最初の90分程は、実際のキャッチボールを拝見し、現状の原因究明とその改善策、練習方法について主に説明した。
投げ始めは、リリースでボールが引っかかり、相手の足元へワンバウンドが相次いでいた。特に短い距離のキャッチボールでは下方にいくか、大きく逸れるかの状態であった。
微調整を重ねた。序々に抜ける球は残っていたが、ワンバウンドが急激に減ってきた。
その後約90分の休憩。野球から一旦離れていただいた。
90分後再開。更に再現性を高める為の練習に入った。キャッチボール(30球~40球程)を1セットとし、4回程繰り返した。更にワンバウンド、抜ける球が激減。球の回転数も上がってみえ、殆んどブレがなくなっていった。
本人に聴くと「投げやすくなった」、「心地いい」といったコメントが聞かれた。※受けていた私も心地良かった。
ただ、まだ完全ではない。だが、今回なぜ、このような投げられない状態になったのか?その原因が分かり、そして改善策、練習方法も理解したと思われる。好感触の投球も沢山体感出来た様子。コツコツとスムーズな神経プログラムを構築する為の練習に励んで欲しい。
「ボディコントロール→ボールコントロール」
「ボディコントロール→バットコントロール」
受講後アンケート→201510② 受講後アンケート
トレーニングサポート研究所
所長 松尾 明