愛知県の高校生（投手）がイップス症状改善コーチングを受講致しました。
＜現在の状態を教えて下さい＞※事前アンケートによる
よくすっぽ抜ける
よくひっかかる
リリース時、感覚がない
＜コーチング・コース＞
イップス症状改善コーチング 【120分 】
＜最初のキャッチボールを見た感想（特徴）及び、その後の指導＞
・重心移動が早く、上体が前方へ傾斜しながら投球していた。
・肩、肘のローテーションが上手なこともあり、一見、問題のないフォームに見えるが、肘から先に出そうという意識が強くはたらいていた。肘や手首主導による操作が目立った。。
普段、ブルペンではそこそこ投げられる。だが、マウンドに上がるとボールをコントロール出来ないとのことで来所。
早速キャッチボールを行った。概ねボールは投げられるのだが、リリースがまちまち。リリースポイントが定まらない様子。回転が不規則。どうにか投げている状態に見受けられた。確かにこのような状態で投げると、ちょっとした緊張や不安でボールはバラついてしまうだろう。仮に、緊張や不安がない環境であっても、結果オーライのボールしか投げられないと思われた。メンタルというよりも、操作性に苦慮しているように見えた。
ますは、投げるとは？、身体を使って投げるとは？ボールコントロールはどうやって行うのか？といった、そもそもの投球概論から入った。
その後、操作性を上げる為の体軸について説明した。更に投球における体軸の活用の仕方を指導した。
１日で約150球は投げたのではないかと思う（30球程を断続的に５～６回実施した）。
約１時間半程経過したあたりから、リリースが少しずつ安定し始めた。安定したスピンの効いたボールが出始める。自然とコントロールが定まり始める。本人の表情にも笑みが出始めた。「指に掛かってきました。。久しぶりです！」といったコメントが聞かれた。
今回の好感触を自分のモノにして頂く為に、超近距離のキャッチボールでの調整と、ボディスイングを活用したバットスイングの方法を指導した。
「ボディコントロール→ボールコントロール」
「ボディコントロール→バットコントロール」
受講後アンケート→201508⑧ 受講後アンケート
トレーニングサポート研究所
所長 松尾 明