福岡県の高校生(投手)が、イップス症状改善コーチングを受講しました。
<現在の状態>
動作をうまく制御できない、投げ方を忘れた、よくひっかかる、リリース時、感覚がない
<コーチング・コース>
「イップス症状改善コーチング(120分)」
<コーチング前の動作の特徴・指導>
・「肘が下がっている」という指摘を受けてきた影響からか、肘を上げて投げている意識が見て取れた。その結果、投球の連動性が損なわれていた。
→肘を上げる操作、肘を出す操作を一旦やめるよう指示。肘が上がってしまう胴体制御の方法を実演を交えて指導した。
・頭の上下動の差が大きく、胴体制御が利いていない状態であった。また、ホーム方向への体重移動が早くはたらき、無意識に上体がスウェイしていた。
→基軸を安定させる為に、足底中心と軸を固める方法を教えた。
改善指導後10球程で、ボールの回転数が上がって見えた。綺麗な縦回転が始まった。キャッチボール相手の胸あたりに伸びる球が続けて出現。ひっかかる球が減少していった。
その後、立ち投げであったが、再現性を高める為に30球程の球数を4セット繰り返した(4イニング)。時折スライドする球が数球出てきたが、本人も何が悪くて、どう修正すれば良いかを感じ取り始めていたので、途中中断せず、本人のリズムで投げ続けてもらった。
良い感触を得て嬉しそうであった。
更に再現性を高められるよう、超近距離のキャッチボールを行った。
最後に、ボディケアの重要性を説明した。全身を使って投げられるようになると、特に背中と腰周り、臀部が張ってくる。そのケアをするよう伝えた。
「ボディコントロール→ボールコントロール」
「ボディコントロール→バットコントロール」
受講後アンケート→201506① 受講後アンケート
トレーニングサポート研究所
所長 松尾 明