高知県高知市の社会人(捕手)の方が、イップス症状改善コーチングの為に来所されました。
コース:「イップス症状改善コーチング プラス1(120分・60分)」
「手に感覚がない」、「返球で投手まで届かない」、「ストライクが全く入らない」・・・といった理由で来所。高校までは硬式野球。大学から軟式へ転向した際、ボールの感触に違和感を覚え、思うような送球ができなくなった様子。そのあたりから、どうやって投げて良いかがわからなくなったとのこと。好きな野球を心底楽しめなくなったと。
原因は、操作意識が上半身に偏っている点。そして重心と軸のアンバランスな点。「投げる」という概念が、あるきっかけから、それまでと違った形で形成されている様子がうかがえました。そもそも「投げる」という動作が、とってもシンプルであること。そのポイントを絞って「概念」が再形成できるようコーチングさせていただきました。
今回は「プラス1」のコースリクエストでしたので計180分みっちり指導。時折投手のようなスピンのかかったボールが出始めました。ただ、まだ送球が逸れた際、自分をニュートラルに戻していくことに時間を要していますので、仕切り直しを取り入れることで、元の状態に戻りやすくなります。実際持ち直す機会が何度かありましたので、後はオートマチックな動作に落とし込めるまでの練習を行なっていくことです。今後も「超近距離キャッチボールと体全体を使った独自のスイング」を継続していくことをお勧めいたしました。
実施後アンケート201412① 受講後アンケート