「コーチングを受けたあとのキャッチボールでは・・」(高校生・佐賀県・内野手)

佐賀県の高校生(内野手)が、イップス症状改善コーチングの為に来所されました。

よくひっかかる、リリース時の感触できちんとボールを放している感覚があまりない・・という理由で来所。聴くとイップスのきっかけから約1年程前。これまで独自に試行錯誤を重ねてきた様子。表情を見てそのつらさが伝わってきました・・。

原因は、やはり軸の喪失、重心のアンバランス、そしてそれに伴う体重移動の早さ。さらに、その状態で投げ続けたことによる体のアンバランスにより、投げ方の概念が薄れかかっていました。

身振り手振りレクチャーすること約2時間。最後の10分程のキャッチボール(30m程)では、4、5球私の左側に、2、3球私の右側にボールが逸れただけで、後はほとんど私の胸近辺にボールが集まり、安定。驚いたことに、投手のようなスピンのかかったボールが放たれていました。球質の変化が起こっていました。本人も「ボールがきちんとかかっている」といった声が聞かれました。あとは実際のインプレー中、ゴロを裁いた後のスローイングについて補足説明しました。

実施後アンケート→201411④受講後アンケート

後は焦らずコツコツと継続練習(GRIPを活用したスイングと超短距離キャッチボール)。無意識の領域まで落とし込む作業です。

トレーニングサポート研究所

所長 松尾 明

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