「重心ってそういうことだったんですね・・」(プロボクサー・神奈川県)

プロボクサー編。
先日、初めてボクシング選手(オリンピック出場)をご指導させていただきました。ジムでなくて、公園の片隅でOKとのことなので、近くの公園で実施しました。
なお、レクチャー前後のアンケートにはご協力いただけませんでしたが、効果は感じていただいたようなので簡単にレポートしておきます。

来所いただいた理由をお聞きすると、より良いフォームにしようと「フォーム変更」が恐らくきっかけ。以降、以下の症状が続くため、どうしてよいか分からなかったとのこと。

<症状>

・左ストレートが出ずらい

・体重が乗らないパンチになる

・相手のパンチを避けるのが難しくなった

・腕が反射的に動いてくれない。

・自分のパンチの軌道を考えるようになった

ご本人に伺うと、他人に相談らしい相談をするのは初めてとのことでした。

日本では勿論、世界的にも実績のあるためか、誰もほぼアドバイスはして頂けなかったようです(確かに普通に考えて、できないでしょう…)

約2時間まるまるレクチャーさせていただきました。

結論ですが、やはり推測の通り、ある動作に入ろうとすると重心が取れなくなっている瞬間がありました。その時の”その感覚”を私の言葉でご本人に代弁させていただきました。

すると「そうそう!」と答えが返ってきました。私の共感覚的な要素が通じたのか、合点がいった様子でした。

その後は、本来の安定した腕の動きが繰り出せるよう「これはどう?」と重心を調整しながら、選手のフォームを整えていきました。

結果、次のようなコメントをいただきました。

「重心って、そういうことだったんですね。思い込みがありました」

「そうそう、こうすると左が出づらかったんですよ。良かった、動かしやすくなりました」

「足が軽い」

あとはこれでフォームを固めるために「反復練習を重ねてください」。と伝えてレクチャーを終えました。

ご本人には、私がボクシングのレクチャーは初めてだということは勿論最初にお伝えしていました。そのことをご理解したうえでご受講いただきましたが、結果、好感触をつかんでいただいたようで何よりでした。

今年の〇月にタイトル戦を控えているようなので楽しみにしています。

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