新潟県の高校生(内野手)が、イップス症状改善レッスンのために来所しました。

新潟県の高校生(内野手)が、イップス症状改善レッスンに来所しました。

【症状】

動作をうまく制御できない、投げ方を忘れた、よくすっぽ抜ける、よくひっかかる、力感がない、力が入らない、そのほか

【背景】

投げ方のレクチャーをほとんどされないままにきた。したがって投げるフォームが少し違う。肘があがらない。塁間を投げるのがやっと。手首がロックされるようになる。いろいろなことを試したけどうまくいかない。

【気づいた点】

※キャッチボールを実施。以下気づいた点。

・軸が失われている。体幹に垂直線が感じられない。脱力している様子。※自らの力感を実感するには少し時間がかかりそう。

・上半身と下半身の連結がうまくいっていない様子→連動が必要。※腕立て伏せをすすめました。経験ベースですが、意外に効果があると思います。

【総評】

2時間半ほどレクチャーさせていただきましたが、今回成果と呼べるものは少なかったかと思われます。※スムーズな投球動作ができたのは確か2、3球だったかと(本人談)。

経過観察をしてほしいと思います。ただ3ヶ月、半年ほどは指示した内容を行ってほしいと思います。なぜなら動きが無意識に落とし込めるようになるまで、多少の時間を要するからです。好感触を無意識に刷り込むために反復練習が重要になります。ボディコントロールができるようになると、腕の制御も利き始めます。

地道にコツコツやることです。その積み重ねが無意識のスムーズなプログラムをつくりあげます。

トレーニングサポート研究所
所長 松尾 明

 


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